コラム
Column2023年 今シーズンの花粉情報(大阪)【2023年2月】
花粉飛散開始時期予測:大阪では2月中旬〜 ただし花粉数は例年よりも多くなる見込み
飛散開始日とは、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉が2日以上連続して観察された初日のことで、前年の11月中旬以降の気温の影響を受けます。気象庁の予報では、2023年春のスギ花粉の飛散開始は例年並みかやや遅くなる見込みです。
ただ飛散花粉数は過去10年の平均値よりも多くなる見込みで、前年と比べると非常に多くなると考えられています。
(別サイトへ移動します)
花粉症の治療
花粉症の治療は早めに開始し、継続することで、花粉が飛ぶシーズンを通じて症状を緩和することが期待できます。症状が重症になってから受診されますと、薬の効果があらわれるまで長くかかり、また効力も弱くなる傾向にあります。
また今年は花粉数が多くなり、花粉飛散後に受診される方が増え混雑することが予想されます。
そのため、毎年花粉症でお悩みの方、市販の抗アレルギー薬で効果を認めない方は、早めに当院へご相談いただけると幸いです。
なお、当院では通常の内服薬や点鼻薬以外の治療として、舌下免疫療法や鼻レーザー手術にも積極的に取り組んでおります(花粉症シーズン終了後のご案内となります)。
※アレルギー性鼻炎診療の指針となる「鼻アレルギー診療ガイドライン」は、現在も2020年版(第9版)が最新であり、2023年にCOVID-19関連も含めて改訂(2023年版)される予定です。
ご参考:鼻アレルギー診療ガイドライン 2020年版(最新版)
また重症のスギ花粉症の患者様には、「ゾレア」という抗体製剤(注射薬)も保険適応となっており、当院でも行っております。この注射薬は、通常の内服薬や点鼻薬に比べ、アレルギー反応をより上流で抑えるため、より高い効果が期待でき、かつ眠くなるという副作用を認めないのが特徴です。
検査をご希望の場合、当院ではアレルギーの原因を調べる血液検査を行っております。お子様の場合には、指先からの採血で調べることも可能です。
→指先からの採血「イムノキャップラピッド アレルゲン8」についてはこちら
毎年内服薬と点鼻薬を続けていても鼻水、くしゃみ、鼻づまりが強い患者様は、お気軽に当院へご相談ください。