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アレルギー性鼻炎(花粉症)

Medical information

アレルギー性鼻炎(花粉症)とは

鼻粘膜のアレルギー性疾患で、原則的には発作性のくしゃみ、水性鼻漏、鼻閉を3主徴とする疾患です。
通年性と季節性があり、花粉が原因(アレルギーの原因となる物質を抗原またはアレルゲンといいます)となっているものを、特に花粉症と呼びます。
国民の約半数が何らかのアレルギーを持っていると言われており、近年増加しています。

症状

■三大症状
・くしゃみ(鼻に入ってきた花粉を吹き飛ばす)
・鼻漏、鼻汁(鼻粘膜表面に付着した花粉を洗い流す)
・鼻閉(さらなる抗原の侵入を防ぐために鼻粘膜が腫れる)

■その他
・鼻のかゆみ
・眼のかゆみ、涙の増加(アレルギー性結膜炎)
・顔面や全身の皮膚のかゆみ
・咳(特に夜間や早朝など)

原因

■アレルギー体質の人が感作された(再刺激を感じやすい状態になっている)抗原を吸入
   ↓
 すでに産生されている(抗原に特異的な)抗体との反応が鼻の粘膜で起こる〈抗原抗体反応〉
   ↓
 異物から体を守ろうとする防御反応が起こる

■主な抗原
 塵や埃(ハウスダスト)、ダニ
 各種の花粉(スギ、ヒノキ、カモガヤ、ブタクサなど)
 真菌類(カンジダなど)、ペット(ネコ毛など)

→血液検査にて調べることが可能です

治療

■一般的な対策:セルフケア、抗原(原因物質)を避けるなど

■薬物療法:症状を抑える目的
 抗アレルギー薬、ステロイド薬(内服、点鼻)が中心となり、重症度に応じて組み合わせます。
 花粉症の方は花粉飛散前から初期に治療を開始すると、症状を抑えやすくなります(初期療法と言います)。
 スギ花粉症で重症の方には、2020年より抗体薬と呼ばれる注射薬(抗IgE抗体薬)も適応となりました。

■アレルゲン免疫療法:アレルギーを治す、長期にわたり症状をおさえる目的
・従来「減感作療法」と呼ばれていたもので、抗原を体の中に少しずつとりこみ、体を抗原に慣れさせていく治療方法です。現在、投与方法が異なる「皮下免疫療法」と「舌下免疫療法」の2種類がありますが、近年では自宅で服用できる「舌下免疫療法」が広まってきています。
・適応:スギ花粉症、ダニアレルギー
・メリット:他の治療方法と異なり、治癒または長期寛解(症状がない状態)が期待できます。また治癒しない場合でも症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
・デメリット:治療期間が長い(3~5年)、治療エキスの種類が少ない、全身反応がでる可能性(まれに喘息発作やじんま疹、きわめてまれに強い症状であるアナフィラキシーショックなどを認める)。

・費用:約2,000~2,500円/月(内服する薬によって異なります)

■手術療法:
a. レーザー手術(下鼻甲介粘膜レーザー焼灼術)
・外来にて15分程度の局所表面麻酔にて行うことができ、約10分程度で終了します。
・痛みや出血はほとんどなく、日帰りで行える手術です。通常後遺症等の危険性もありません。
・過去の経験や他施設の報告等より8割以上の方に効果を認めると考えています。
・術後2週間程度は鼻漏、鼻閉が続きますが、徐々に改善し、効果は通常1年程度継続すると言われています。
・当院ではアレルギー検査の後、希望される方には予約制で行っております。
・基本的には中学生以上を対象としています。
・費用は3割負担の方で約1万円になります。

詳細:鼻レーザー手術について

b. その他の手術
 ・下鼻甲介切除術(粘膜下骨切除術など):鼻内の構造を変え、鼻閉を改善させます(鼻腔形態手術とも言います)
 ・後鼻神経切断術(アレルギー症状に関与する神経を処理する方法)※重症例のみ
  →手術室や入院設備のある医療機関へ紹介させていただいております

先生より

院長 細野研二

プロフィール

・アレルギー性鼻炎の治療は、10年前と比較すると、選択肢が大幅に増えています。
・症状の程度、生活環境、年齢等を考慮し、最適な治療方法を探していくことが大切です。そのためには原因を調べることをお勧めします。通常血液検査で診断が確定でき、当院では小児のアレルギー検査(指先からの採血で測定可能)も行っております。
・当院ではアレルゲン免疫療法(舌下免疫療法:スギ花粉、ダニ)、鼻レーザー手術、重症の方への抗体治療薬「ゾレア(一般名:オマリズマブ)」注射を行うことが可能です。
・アレルゲン免疫療法については、下記サイトを一度ご覧ください。

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耳鼻咽喉科・アレルギー科 ほその耳鼻咽喉科

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