甲状腺機能性結節(プランマー病)
Medical information甲状腺機能性結節(プランマー病)とは
甲状腺内の腫瘤がTSHに依存せず自律的に甲状腺ホルモンを分泌することで甲状腺中毒症(機能亢進)を呈する疾患です。
症状
甲状腺中毒症、甲状腺腫瘤
原因
日本での発生頻度は、ヨーロッパ諸国などと比較すると少ないと報告されています。これはヨード摂取量が日本では多いことが一因と考えられていますが、原因の詳細は不明です。
治療
検査:
①血液検査:甲状腺機能亢進(甲状腺ホルモン過剰)を認めます
②甲状腺エコー検査:甲状腺内に結節(腫瘤)を認めます
③甲状腺シンチグラフィー検査:結節部への強い集積と、正常甲状腺部の集積抑制を認めます
治療:
薬物治療(抗甲状腺薬)は効果が乏しく、原因となる結節の切除(手術)が勧められます