亜急性甲状腺炎
Medical information
亜急性甲状腺炎とは
一過性に甲状腺内に疼痛を伴う強い炎症が生じ、甲状腺組織が破壊され甲状腺ホルモンが血中に多量に漏出することで甲状腺中毒症を呈する炎症性疾患です。40~50歳代の女性に多く認めます。
症状
甲状腺中毒症状に加えて、発熱、前頸部疼痛も認めます。
原因
多くはウイルス感染をきっかけにして起こりますが、原因ウイルスは特定されていません。
治療
通常数ヵ月程度で自然に改善しますが、急性期は発熱、疼痛、甲状腺中毒症状を伴うためステロイド薬を中心とした薬物治療の適応となることも多い疾患です。