アデノイド増殖症
Medical informationアデノイド増殖症とは
リンパ組織の集まりで免疫的な役割を持つ（鼻や口から入ってくるウイルスや細菌と戦う）扁桃のうち、鼻の奥の突当りにあるものをアデノイド（咽頭扁桃）と言います。これが大きくなった状態をアデノイド増殖症といい、3歳頃から大きくなり、6歳頃が最大で、以後は次第に縮小していきます。
症状
①耳症状...滲出性中耳炎による耳閉感、難聴。
②鼻症状...鼻閉、声の変化（いわゆる鼻声）、口呼吸、いびき、顔面の表情の変化。
（口を開け締まりのない表情）、慢性副鼻腔炎による鼻漏など。
③呼吸症状...睡眠時無呼吸症候群、夜尿症（おねしょ）。
原因
不明。
治療
・6歳頃に大きさがピークとなり以後縮小するため、経過観察が基本になります。
・滲出性中耳炎や副鼻腔炎を認める場合には、それぞれの治療を行います。
・睡眠時無呼吸の原因と考えられる場合には、手術（アデノイド切除術）も適応となります。
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