コラム
Column2021/03/14
漢方薬の豆知識①
番号を覚えておく必要がある?
病院やクリニックで漢方薬を処方されたり、薬局で漢方薬を購入された際、薬剤名の近くに番号(数字)が書いてあるのをご存知の方も多いと思います。
この番号ですが、同じ薬剤名でも、漢方薬を製造するメーカーによって異なることがありますので、現在飲んでおられる漢方薬を別の病院に伝える際には、番号ではなく薬剤名をしっかり伝えることが大切です。ただ漢方の場合には読みにくい(覚えにくい)名前のものが多いですので、お薬手帳を持参されるのが確実な方法かと思います。
番号によってパッケージの色が異なる?
一般の病院やクリニックでよく処方されているツムラの漢方薬では、下一桁の番号でパッケージの色が決まっています。当院でよく処方させていただく製剤で言いますと、41番ツムラ補中益気湯(ホチュウエッキトウ)は水色、43番ツムラ六君子湯(リックンシトウ)は黄緑色、17番ツムラ五苓散(ツムラゴレイサン)や127番ツムラ麻黄附子細辛湯(マオウブシサイシントウ)は茶色、29番ツムラ麦門冬湯(バクモンドウトウ)や39番ツムラ苓桂朮甘湯(リョウケイジュツカントウ)は桃色(ピンク色)となっています。ただメーカーからの説明によると便宜的に色を割り振っておられるだけで、色自体には特に意味はないようです。